パチンコ業界の市場規模が縮小の一途をたどっています。
原因は単純に遊戯人口が減ったからですが、何故減ったのでしょうか?
パチンコのために借金する人が減少
様々な要因がありますが、私が「なるほどな」と思ったのが2000年以降消費者金融(サラ金)関連の法律が改正され規制が厳しくなってきた事があります。
つまり、「サラ金で借りてパチンコで増やして返そう」という人への貸し出しが行われなくなったからです。
元手を持たない人がサラ金で借りて、パチンコで増やして儲けようという非常に浅はかで自転車操業的な感覚はある意味賞賛に値しますね。
ご存知のとおりパチンコは親(店)が最終的に勝つように出来ているのです。
獲物(客)はたまにの勝利に酔いしれ、敗北時の感覚は忘れていくのです。
その感覚にうまくつけこんだのがパチンコをはじめとするギャンブル業界です。
よくできたシステムだと感心しきりです。
一方サラ金も良く考えていて、パチンコの元手を借りにくる人は最初から返済不能なのは知っていて貸しています。
では、どのように返済させていたかと言うと貸し出すときに生命保険に入れるわけです。もちろん受け取りはサラ金です。
お分かりだと思いますが、後は執拗な取り立てを行い自殺に追い込んでしまえば貸した金額以上の保険金がサラ金に入ります。
こんなことが今まで起きていましたが、法律の規制によりこのような事態はなくなってきているようです。
サラ金業界も過払い金の返還などでかなり苦しい状況のようですが、特に同情する余地はありませんよね。
近年パチンコの競技人口が減少の一途をたどっています。
その驚異の減少っぷりは以下のパチンコ業界の売上推移と競技人口のグラフをご覧ください。(クリックすると拡大します)
2012年時点のグラフで恐縮ですが、ここでお伝えしたかったのは、1995年から2012年の間で
売上推移が30%減、競技人口が70%減となっていることです。
2015年で調査すると、競技人口は800万人であることがわかりました。
ついに1000万人を切りましたね。売上については不明ですが、10兆円を切るかどうかといったところでしょうか?
まぁそれでも10兆円市場なんですけどね・・・
コンビニ市場が、約9兆円くらいなのでどんだけパチンコ市場が大きいんだと驚きです。
パチンコをやめれない人たち
私自身は大学生の時に、初めてパチンコをしました。
そして、ビギナーズラックが発動して、玉がたくさん出てとても儲かりました。
以降、不思議なもので勝てた時の記憶が鮮明に焼き付いて、「今日は勝てる気がする」という根拠ゼロの思考が生まれるのですね。
でも大体負けます。それはそうです。
パチンコ屋が儲かる仕組みになっているのですから。
でなければ、10兆円市場なんかになっていません。
と、気づいたのがパチンコを始めて半年くらいで、それ以降やっていません。
私がすんなりやめれた理由は、損するに決まっている事に気づいてアホらしくなったというのと、毎回数千円程度で楽しんでいたからだと思います。
本当にやめれない危険な人たちは、万単位で行っている人がほとんどだと思います。
私の友人もそうでした。
掛け金が大きいから、儲かる金額も10万円とかになり、より「今日は勝てる気がする」という思考が深く刻まれるのですね。
恐らくこの人たちは、最終的に「損するに決まっている」と、わかっていると思います。
しかし、わかっていても自分自身に抑えがきかなくなっているのですね。
はい。
これが、ギャンブル依存症というやつです。
パチンコ屋はギャンブル依存症を作るのが仕事
上記のグラフを見てもわかる通り、競技人口が70%減に対して売り上げが30%減です。
単純に考えて不思議ですね。売上が30%減で済んでいるのがとても不思議です。
それは、ギャンブル依存症の人たちが頑張って売り上げに貢献しているからです。(他にも理由があるでしょうが)
パチンコ屋は当然、競技人口が減っているので、その少ない競技人口から売り上げの確保を考えます。
であれば、ギャンブル依存症の人を増やせば良いと考えるのは自然なことです。
ギャンブル依存症が生まれるまで
LEVEL1.まずは、足を運んでもらう。
待ち合わせの時間までに、少し時間があるなど暇つぶしの時間に利用してもらいます。
駅前にパチンコ屋が多いのは、そのような理由もあるのです。
LEVEL2.少額で楽しんでもらい、繰り返し利用をしてもらう。
初心者(昔の私のように)は、必ず少額から始めます。
特に、暇つぶしの人は万単位のお金はかけません。
少額ずつ、得して損しての繰り返しをします。
徐々に、思考に「今日は勝てる気がする」を刷り込みます。
LEVEL3.万単位デビューさせる。
私はこの境地まではいきませんでしたが、パチンコ慣れしてくると気が大きくなっていきいよいよ「万単位」で遊び始めます。
ここからは、負けた時は損失が大きいですが、儲けも大きいので損失の記憶なんぞ彼方へ消え去るわけです。
いよいよ危ない時期ですね。生活に支障をきたし始めます。
LEVEL4.儲けたお金をパチンコへ・・・
心当たりがあるのではないのでしょうか?
儲けたお金を、明日の軍資金にします。
で、負けたとしても「昨日の儲けがなくなっただけだし、まぁいいか」となります。
いやいやいやいやいや、「昨日の軍資金(元手)を失っていますから~~~~残念!!」byギター侍
しかし、彼らにギター侍の突っ込みなんぞ届きません。
パチンコ屋視点でいうと、昨日は損しましたが累計で儲かっていますね。
LEVEL5.借金デビュー
当然、損失が膨らんでくるとお金がなくなります。
が、パチンコ屋の前を通れば「今はいれば勝てる気がする」が発動します。
しかし、元手はありません。
不思議なことに、パチンコ屋の隣に「アコム」があります。
まるで、パチンコ屋と連携をとるかの如く存在しています。
「ま、今回だけだし・・・」となり、一線を越えてしまいついに借金をしてパチンコをします。
そこで、勝とうが負けようが「借金」体験をしたことで、以降も借金してでもパチンコを行うようになります。
もし、そこで我に返って「いや、借金してまで遊ぶものでもない」と自制がきけば、依存症は踏みとどまります。
我に返らなければ・・・
LEVELMAX!! 依存症完成です。本当にありがとうございました。
まとめ
というわけで、我々一般庶民はなるべく近づかない方がよい業界ではありますね。
特にサラ金は初めが肝心です。一度借りたら最後と思ったほうが良いですよね。
全然関係ないですが、パチンコの電灯で「パ」だけ電気が消えているのはわざとですか?
この記事も読まれています
占いに興味がある人に朗報です。あなたは、「電話占い」を知っていますか?
わざわざ、遠い「占いの館」に行かなくても、有名な占い師に直接電話で占ってもらうことができます。
担当する占い師は採用率9%という、厳しい基準をクリアした占い師のみが在籍しているので、安心して利用することができます。
TVやラジオなど多数のメディアへの出演実績のある、厳選された占い師のプロフィールをまずはご覧ください。
今なら、初めて利用の方には「無料鑑定サービス」も実施しているので、お試し感覚で恋愛や結婚、仕事など、占ってもらいましょう。
最初の無料占いの結果が、「ちょっと違うな」と感じたら、以降は利用しなければ良いですしね!
占い師のプロフィールを見てみる